はじめてのエギング【ロッドえらび】

「釣り初心者でエギングを始めたいんだけど、エギングロッドって釣具屋のオススメで大丈夫?」

エギング初心者の方、最初のロッド選び、とっても不安ですよね(^^;

ネットショップだとオールラウンダーなエギングロッドがオススメされているでしょうし、地場の釣具屋さんでは釣り場のことも考慮されたエギングロッドがオススメされていると思います。

そのため、釣具屋さんでオススメされているエギングロッドをそのまま選んだとしても、まず問題はないでしょう。

ただ、もっと自分に合ったエギングロッドがあるとしたらどうですか?

当然、そっちの方が良いですよね。

なので、これから自分に合ったエギングロッドえらびができるよう、お手伝いさせてもらいます(^^)/

まずはエギングロッドの種類や長さ、硬さといった基本的なことを知っておきましょう!

エギングロッドの種類

並継竿

エギングロッドで最もポピュラーなものは、並継(なみつぎ)の2ピースロッドです。

並継ロッドは分割された竿で、差し込んで組み合わせて、1本の竿として使用するタイプのものです。

そして2ピースロッドとは、その分割が2つになっているものです。

軽量で感度が良く、しなやかでありながら剛性も高いのが並継ロッドの特徴です。

しかし、仕舞時の全長は長くなってしまいがちというデメリットがあります。

この仕舞時の全長を短くするため、4分割の4ピースや5分割の5ピースのものもあり、3分割以上のものを総じてマルチピースとも呼ぶこともあります。

マルチピースロッドは、2ピースロッドより重くなるという欠点はありますが、ほとんどの場合気になるほどの重量増であることはなく、持ち運びはコンパクトで便利です。

振出竿

並継の他に、振出(ふりだし)という種類の竿があります。

これは伸縮する竿で、振り出して伸ばした状態で使用します。

振出ロッドは縮めることができるため、持ち運びに便利です。

しかし、性能的には全面的に並継ロッドには敵いません。

振出ロッドの機構が好きという方や、見た目がドストライクという方は、お気に入りの振出タイプを選んで良いと思います。

しかし、そうでない方は並継ロッドから選ぶのが良いと思いますよ(^^)

エギングロッドの長さ

エギングロッドの長さは、基本的に単位がフィートとなっています。

フィートは一般的に「ft」や「’」といった記号で表記されます。

1フィートが約30cmですので、10フィートだと約3mです。

エギングロッドの主なラインナップとしては、7~9フィートのものが中心となります。

短めのエギングロッドの特徴

7フィート台~8フィートまでのショートロッド。

キャストとシャクりを繰り返すエギングにおいて、その最大のメリットは軽量であるということです。

また、取り回し良く、繊細なアクションを得意とします。

しかし、キャスト時の飛距離は出づらいというのがデメリットですね。

長めのエギングロッドの特徴

9フィート前後のロングロッド。

その最大のメリットは、飛距離の出るキャストで広範囲を探れることです。

竿の長さを活かした、大きく勢いのあるアクションができます。

しかし、長さによる抵抗や、重さがエギングにおいては負荷となりますね。

中間的な長さのエギングロッドの特徴

8フィート台のミディアムロッド。

操作性と飛距離のバランスを取った優等生タイプです。

エギングロッドの長さの選び方

エギングロッドの長さを選ぶときのポイントは2つです。

自分の身体に合わせる

まず1つ目は、操作するときに負担にならない長さであること。

竿をシャクってアクションさせるエギングは、比較的身体に負荷の掛かる釣りです。

力に自信のない方は、ロングロッドは避けた方が無難でしょう。

釣り場に合わせる

そして2つ目は、釣り場の足場の高さに合わせること。

エギングでは、ラインコントロールが重要となります。

竿先が水面に近い方が、ラインへの風の影響が少なくなります。

そのため、足場の低いところではショートを、足場の高いところではロングを選びます。

もちろんここでの長さ分類は一般的なものです。

身長が150cmの人と180cmの人が、同じ長さの竿を使ってもその感覚は大きく違いますよね。

エギングロッドの長さを選ぶ際は、ご自身の身長を考慮してみてくださいね(^^)

エギングロッドの硬さ

エギングロッドの硬さは、アルファベットで表記されます。

L、ML、M、MH、Hのように表記され、順に硬くなっていきます。

Lはライト、MLはミディアムライト、Mはミディアム、MHはミディアムヘビー、Hはヘビーを意味しています。

エギングロッドの硬さの選び方

エギングロッドの硬さは、使用するエギのサイズに合わせて選ぶようにします。

2~3号のエギをメインで使用する場合にはL。

3~3.5号のエギをメインで使用する場合にはMLやM。

3.5号以上のエギをメインで使用する場合にはMHやH。

初心者の方には柔らかめの方が扱いやすいと思うので、3.5号のエギ使用で迷う場合にはMよりもMLというように柔らかい方を選ぶと良いでしょう。

Lよりも柔らかいUL(ウルトラライト)がありますが、これは主に小型のイカ向けで、アオリイカのエギングには不向きですのでご注意ください。

各社のエギングロッド

エギングロッドは各社から専用のものが発売されています。

代表的なエギングロッドを紹介していきますね。

SHIMANO シマノのエギングロッド

シマノのエギングロッドは、「セフィア」シリーズです。

エントリーモデルからハイエンドモデルまで数多くラインナップされており、自分のお気に入りを見付けることができるでしょう。

DAIWA ダイワのエギングロッド

ダイワのエギングロッドは「エメラルダス」シリーズです。

こちらも充実のラインナップで、自分に合うものを見付けることができるでしょう。

MajorCraft メジャークラフトのエギングロッド

メジャークラフトのエギングロッドは「エギゾースト5G」です。

エギング専用ロッドとしてはエギゾースト5Gのみとなりますが、「クロステージ」シリーズや「ソルパラ」シリーズ、「ファーストキャスト」シリーズにもエギングモデルがラインナップされています。

tailwalk テイルウォークのエギングロッド

テイルウォークのエギングロッドは「エギスト」シリーズです。

Gamakatsu かまかつのエギングロッド

がまかつのエギングロッドは「ラグゼEG」シリーズです。

OLYMPIC オリムピックのエギングロッド

オリムピックのエギングロッドは「カラマレッティ」シリーズです。

初心者にオススメのエギングロッド

エギングロッドはたくさんの選択肢があることが分かりましたね。

長さ、硬さを決めてしまえば、後は好みの見た目で決めてしまっても大丈夫です。

金額が高いものは確かに良いものではあるのですが、竿に関してはその金額差を体感しずらいこともあります。

そのため、金額で迷ったときにはお求めやすいモデルを選んでも後悔はしないと思います。

ただし、金額の高いモデルの方が軽量だったりするので、その点は要チェックです。

「この竿でエギングを極めるんだ」という心持ちの方は、最初からハイエンドロッドを買うのも良いでしょうね(^^)/

最後に、いくつか個人的にオススメのモデルを紹介したいと思いますので参考にしてみてください。

ダイワ エメラルダス AIR AGS

「エギングロッドはとにかく軽い方が良い!」

そういう方にオススメなのが、エメラルダス AIR AGS。

軽量なだけではなく、もちろん強度も確保された信頼のモデルですよ(^^)/

メジャークラフト ファーストキャスト エギング

「気軽にコスパ良くエギングを楽しみたい!」

そんな方にオススメなのは、ファーストキャスト エギング。

お手頃なエントリーロッドではありますが、そこはルアーロッド専門メーカーであるメジャークラフト製品。

基本を追及したエギングモデルですので、安心して使用することができますよ(^^)

シマノ セフィアエクスチューン MB

「できるだけコンパクトに釣りに行きたい!」、「電車やバス、バイクや自転車で釣りに行きたい!」

竿って長くて持ち運びに不便ですよね。車でも横向きに置けず、トランクに収まってくれなかったり…

そんな方にオススメなのが、セフィアエクスチューン MB。

セフィアエクスチューン MBは、セフィアシリーズの上位モデルでありながら仕舞寸法が50cm台というコンパクトなモバイルロッドです。

モバイルロッドだと機能面で劣るんじゃないかという心配もあるでしょうが、このロッドは心配無用。

セフィアシリーズの中でもエクスチューンを名乗るあたり、シマノの自信の表れでしょう(^_-)-☆

まとめ

  • エギングロッドを選ぶ際は、長さ・硬さを決める
  • 長さは操作時に負担にならない長さで、足場の高さに合わせること
  • 硬さはエギのサイズに合わせるが、初心者には柔らかめが扱いやすい
  • 長さ・硬さが決まれば、あとは見た目の好み
  • ロッドの金額で迷ったときには、安い方がオススメ

以上、エギング初心者の方向けのロッドえらびポイントでした。

お気に入りのエギングロッドを手に入れて、エギングを楽しみましょう(^^♪