「エギって好きな色を選んで良いの?」
店頭にたくさん並べられた色とりどりのエギを前に、疑問に思ったことはありませんか?
結論から言うと、自分が好きな色のエギを選ぶのが一番です。
ただし、買いに行くのはちょっと待ってくださいね。
好きな色のエギを買う前に、知っておいてもらいたいことがあります。
それを知っておくと選択肢が増えて、エギの色選びを楽しむことができますよ(^^♪
エギの色について
店頭に並べられたエギをじっくり見たことのある方は知っている思いますが、同じメーカーの同じシリーズなのに、同じような色のエギがラインナップされています。
「えっ、なんで?同じシリーズなら似たような色はいらんのじゃないん??」と思いますよね。
実は、この同じような色のラインナップには理由があるんです。
エギの色とは
エギの色は、【背中の色】と【下地(テープ)の色】の組み合わせになっています。
私たちが同じような色と感じているのは、【背中の色】が同じなんです。
【背中の色】は同じだけど【下地の色】が違うというのが、同じような色のラインナップの理由です。
例えば、「ピンク色の同じようなエギが3種類」あったとすれば、それは【背中の色がピンク色】のものに対して、3種類の【下地(テープ)の色】が設定されているということです。
下地(テープ)というのは、エギの表面のアミアミの布地から透けて見えている部分のことです。
エギの背中の色
それでは、エギの背中の色にはどのような色があるのかを見ていきましょう。
- オレンジ
- ブラウン
- ピンク
- イエロー
- パープル
- グリーン
- ブルー
代表的な背中の色だけでも、実に様々な色がありますね。
エギの下地(テープ)の色
次に、エギの下地(テープ)の色です。
- 赤
- 金
- 銀
- 虹
- ケイムラ
- 夜光
下地にもたくさんの色があって、なんだかよく分からないものも出てきましたね。
【ケイムラ】というのは、蛍光紫が語源ですが紫色ではなく、紫外線を受けて蛍光発光するものです。
従来ケイムラは青白い発光でしたが、最近では赤・緑・青に発光するものも登場しています。
紫外線発光のため日中の曇り空では発光しますが、夜には発光することはできません。
【夜光】というのはライトなどで当てた光を溜め込み、しばらく発光を続けるものです。
夜になると勝手に光るというものではなく、光を当ててあげなければ発光することはできません。
エギの色の選び方
ここまででたくさんの色があることが分かりましたよね。
仮に7色の背色に6色の下地の組み合わせがあるとすると、単純に42パターンも存在します。
「そんなにパターンがあったら選べないよ!」となってしまいそうですが、ご安心ください。
背中の色と下地の色、それぞれに選ぶポイントがありますので、それをおさえておけば大丈夫です。
エギの背中の色の選び方
エギの背中の色を選ぶポイントは、【海中で見やすい】色を選ぶことです。
海中で見やすい色はどうやって判断するかというと、潮の色(海水の色)で判断します。
潮が澄んでいる状況では、海中の魚の背色を参考にナチュラルな色やダークな色を選びます。
逆に潮が濁っている状況では、濁り潮と同化してしまわないような派手な色を選びます。
それでは、エギの背中の色をグループ分けしますね。
- ブラウン
- パープル
- グリーン
- ブルー
- オレンジ
- ピンク
- イエロー
「潮の色って同じ場所なら一緒じゃないの?」と思われた方もいるかもしれませんが、実際に同じ場所でも潮の色は様々に変化します。
実際に釣り場に足を運んで、海を観察してみてくださいね。
エギの下地(テープ)の選び方
エギの下地の色を選ぶポイントは、【光の量と太陽の色】に合わせるということです。
太陽が出ている状況では、明るい昼間から日没まで順に【銀→金→赤】というように光の量に合わせた色を選択し、日が沈んでからは【夜光】を選びます。
昼間の太陽は白っぽく見え(=銀)、そこから黄み掛かり(=金)、夕焼け(=オレンジ → ピンク)から日没(=赤)へと色が移り変わりますよね。
夜明けから昼間までは【赤→ピンク→オレンジ→金→銀】と、逆の流れになります。
曇りや雨などで光量がなく、太陽が出ていない状況では【ケイムラ】を選びます。
【虹】は様々な色を含んでいるため、オールマイティーに使用できる色です。
エギの色の組み合わせ方
エギの背中の色と下地の色、それぞれ選ぶポイントが分かりましたね。
おさらいすると背中の色は海中で見えやすいように、下地の色は光量や太陽の色に合わせて選びます。
エギの背中の色と下地の色の組み合わせ方はとっても簡単です。
まず背中の色は好きな色を選んでください。このとき、ナチュラル・ダークカラーのグループと派手カラーのグループから、それぞれ好きな色を選ぶのが理想的です。
そしたら、次は自分が釣りをする時間帯に合わせて下地の色を選びます。
例えば、仕事が終わって釣りに行く方は赤や夜光を選び、休みの日中に釣りに行く方は、金やケイムラを選びます。
どうですか?このように考えたら組み合わせも簡単ですよね(^^♪
ストイックな選び方をするよりも、「そういう選び方があるんだ」と色選びの選択肢を増やして、楽しく選ぶのが良いのではないかと思います。
オススメのエギ色
私の友人もそうでしたが「選び方は分かったけど、なんかオススメ教えてよ!」という方、いらっしゃると思います。
完全に私の好みになりますが、オススメのエギ色の組み合わせを紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです(^^♪
仕事が終わって釣りに行く方
- 【背色:ブルー】×【下地:夜光】
- 【背色:オレンジ】×【下地:赤】
ナチュラル系ブルーに夜光下地、それと派手系オレンジに赤下地。
夕方以降の最強パターンです(^^)/
実はこれ、深場では日中にも有効な組み合わせなんです!
私のオススメエギは、ヤマシタのエギ王K「ウルトラマリン」と「カクテルオレンジ」。
どちらも私の主戦力エギで、もちろん実釣成果があるものです。
使用頻度は、カクテルオレンジが多めかな。
ブルー系は大好きなんだけど、使用頻度に対してなぜかロストする確率が高くて…また買い直しておかなければ(笑)
休みの日に釣りに行く方
- 【背色:ブラウン】×【下地:金】
- 【背色:ピンク】×【下地:ケイムラ】
ナチュラル系ブラウンに金下地、それと派手系ピンクにケイムラ下地。
日中最強パターンです(^^)/
私のオススメエギはヤマシタのエギ王K「金アジ」とエギ王LIVE「ムラムラチェリー」。
これらも、もちろん実釣成果ありです。
海中の金アジは、まんまアジの色味で、そりゃイカも思わず飛びついちゃうわなって感じです。
ムラムラチェリーは、素晴らしい名前の通りイカもそそられるんでしょうか(笑)
まとめ
釣具店の商品棚に並ぶ、色とりどりのエギ。
そこから、自分のお気に入りのエギを見つけ出す。
このエギの色を選ぶことが、手間となってはもったいない。
楽しく、自分の好きな色のエギを選んでもらいたい。
そういう思いから、エギの色の選び方を説明させてもらいました。
皆さんにとって、エギの色を選ぶ時間も楽しい時間になってくれればいいなと思います(^^)