これからエギングを始めようという方、ラインえらびをどうしたらいいのか迷いますよね(^^;
実は、「エギングにはこの種類のライン」という、ひとつの常識があります!
「それは知ってるよ」という方、なぜそれがエギングにおける常識なのかを知っていますか?
「え?その常識ってそもそもなに??」って方、何の心配もいりません。
このページを見れば分かることなので大丈夫ですよ(^^♪
「それは知ってるんだけど、いまいちしっくりこなくてここまでたどり着いたんだよな」という方、ようこそいらっしゃいました。
私もそう思った経験から、このエギングラインえらびを記事にしようと思いました。
「そんな当たり前のこと知っとるわw」という方は、別に見なくて大丈夫な内容です。
それでも、一応、目を通してみると新しい発見に繋がるかもしれませんね(^^)/
エギングで使うラインに求められること
エギングで使用するラインには、伸縮性の低さが必要とされます。
その理由のひとつが、ラインにはアタリを伝える役割があるということです。
イカのアタリは、気付かないほど繊細なことが多々あります。
そんな繊細なアタリを取るためには、ラインはそのアタリをなるべくダイレクトに手元まで伝える必要があります。
そこでダイレクトなアタリを伝えるために重要なのが、ラインの伸縮性の低さです。
伸縮性の高いラインだとどうなるかというと、ラインがアタリを吸収してしまい、手元までアタリが届かないということが発生してしまうのです。
そしてもうひとつの理由が、ラインにはシャクりの衝撃を伝えエギをアクションさせる役割があるということです。
これも伸縮性の高いラインだと、ラインがシャクりの衝撃を吸収してしまい、エギをうまくアクションさせられないということに繋がってしまいます。
そこで伸縮性の低いラインで、よりダイレクトにエギをアクションさせようというわけですね。
エギングで使われるラインの種類
これでエギングのラインに求められることが分かりましたね(^_-)-☆
それではこの要件を満たしており、エギングでは常識といわれるラインの種類は何なのか。
それは〈PE〉と呼ばれる種類のラインです。
PEはポリエチレンの略で〈ピーイー〉と読みますが、分かっているうえで〈ぺ〉と呼ぶ方もたまにいますので、勘違いしないようにご注意ください。
PEラインは、複数のポリエチレン繊維が編み込まれて1本のラインになっています。
PEラインのメリット
PEラインのメリットは、その伸縮性の低さによる感度の良さです。
そしてもうひとつ、引っ張りに対する強度もズバ抜けています。
同じ強度のラインであれば、PEラインは細くすることができます。
細いラインはキャスティングの飛距離が出やすく、PEラインは他のラインと比べて飛距離が伸びるというのもメリットでしょう。
PEラインのデメリット
PEラインのデメリットは、スレなどの摩耗に弱いということです。
岩などで傷が入ると、その引っ張りに対する強さからは想像できないほど、簡単にプツンっと切れてしまいます
そのため、PEラインとエギやスナップとの間には、リーダーと呼ばれるスレに強いラインを結んで使用するのが一般的です。
リーダーには、フロロカーボンラインやナイロンラインがありますが、伸縮性の低いフロロカーボンのものがよく使用されますね。
またPEラインは結束強度がそれほど強くないため、リーダーを結ぶ際にしっかり結束しなければならず、それが結構手間なのもデメリットです。
そしてPEラインは水に浮くほど比重が軽くなっているため、風の影響を強く受けるというデメリットもあります。
釣り経験値で選ぶライン
それではここで知っておきたいのは、エギングはPEラインを選べば間違いないのかということです。
結論から言うと、必ずしもPEラインが最適ではありません。
これまでに投げ釣りや、ルアーフィッシングの経験がある方はPEラインを選んで問題ないでしょう。
というのも、投げ釣りやルアーフィッシング経験者であれば、基本的にキャスティングの動作が身に付いているからです。
キャスティングができる方は、あとはPEラインの特性に慣れれば良いだけです。
しかし、全くの釣り初心者や、サビキ釣りや穴釣りしか経験のない方は、キャスティングできるようになるところから始める必要があるのです。
キャスティング初心者にとって、ラインの状態まで気を配るのはとても難しいことです。
しかし、PEラインはその軽さから、竿やガイドに絡みつくことが多々あります。
その状態でキャスティングをすると、エギが自分に向かって飛んできたり、竿が折れるというアクシデントが発生してしまいます。
釣り初心者にオススメのエギングライン
初心者が最もトラブルなく使用できるラインは、ナイロンラインです。
ナイロンラインは引っ張り強度、結束強度ともに高いのですが、エギングにとってはその伸縮性の高さが最大のデメリットとなります。
フロロカーボンラインはナイロンラインより伸縮性が低く、耐摩耗性が強いのですが、やはりライントラブルが起きやすく、初心者にはオススメできません。
以前は、感度を犠牲にしてでもナイロンラインをオススメしていました。
実際にナイロンラインでアオリイカは釣れますし、今でもナイロン、フロロカーボン、PEの中からオススメを選べと言われれば、迷わずナイロンラインをオススメします。
しかし、今釣り初心者にオススメなのは、第4のラインnanodaX(ナノダックス)です。
第4のライン nanodaX(ナノダックス)
ナノダックスは、フロロカーボンと同等の伸縮性の低さでありながら、ナイロンよりも引っ張り強度・結束強度は高く、なによりもナイロンなみの扱いやすさを兼ね備えていることが特徴です。
釣り初心者にだけではなく、PEラインの使用に疑問を持っている方、PEラインの結束が面倒だと感じている方にもオススメできるラインです。
まとめ
「エギングにはPEライン」というひとつの常識。
しかし、釣り初心者にとってPEラインは扱いが難しく、ライントラブルのせいで釣り自体がイヤになってしまうことも考えられます。
エギングにPEラインが適しているというのは間違いありませんが、それを「PEラインでなければエギングにならない」と受け取ってしまうと、自由にエギングを楽しめなくなる一因となってしまいます。
釣りは、セオリーに従うのが全てではありません。
もっと自由にやってみて、失敗したとしても、その過程や結果を楽しめれば良いんです。
今回は私からのひとつの提案として、釣り初心者のエギングラインにナノダックスをオススメさせてもらいました。
気になった方は、ぜひご自身で確かめていただければと思います(^^)/