エギングは気軽にできる釣りですが、服装は普段着でそのままというわけにはいきません。
動きやすく、なおかつ危険から身を守れる服装でなければなりません。
それはどうしてなのか、具体的にどのような服装が適しているのかをご紹介しますね。
エギングの基本的な服装
エギングで使用するエギは、重りとたくさんの針が付いていますよね。
そのエギがもし自分に向かって飛んできて、運悪く当たってしまったとすればどうでしょう…?
考えるだけでもゾっとしますが、痛いだけで済めばまだマシで、目に当たったり、針が刺さったりすれば大変な大ケガになってしまいます。
そこで、エギングでは最低限これらの危険から身を守る服装が必要となります。
帽子
帽子は、頭を守るために着用します。
私は隣の釣り人がメタルジグをミスキャストして、頭に刺さっているのを目撃したことがあります。
彼は帽子を着用していませんでした。
かなりのトラウマで、今でもちょっとメタルジグが苦手です(^^;
キャップタイプよりもハットタイプの方が日よけにもなって、守れる範囲も広いのでオススメです。
あご紐が付いているものは良いですが、ないものは風で飛ばされないように対策してください。
偏光グラス(サングラス)
偏光グラスは、目を守るために着用します。
偏光グラスには光の反射やギラつきを抑える機能が加えられており、格段に海中の様子を把握しやすくなります。
まだサングラスを持っていない方は、偏光グラスにすることを強くオススメします。
「顔に向かって飛んでこないだろう」と思うかもしれませんが、根掛かりが外れた勢いで飛んできたり、エギが近くまで来ているのに強くシャクって海中から飛び出してくるなんてこともあります。
そのため夜間でも、伊達メガネを掛けておくと安心ですね。
サングラス用ストラップで転落防止もお忘れなく!
動きやすく肌を露出させない服装
動きやすく肌を露出させない服装は、身体を守るために必要です。
動きやすい服装は、転倒のリスクやミスキャストの可能性を減らすことができます。
肌を露出させない服装は、万一エギが飛んできた際にも衝撃を和らげたり、肌に直接傷がつくことを防げます。
私はこれに加えて、顔も守れるようにフェイスガードも着用していますよ。
お気に入りのファッションで気分良くエギングを楽しむのはとてもいいことですが、イカはスミを吐くということを忘れないでください。
「釣り専用ファッションでイカスミは勲章だ!」という方は良いのですが、普段着と兼用という方は着古したものを選ぶようにするなど気を付けてくださいね。
ライフジャケット
ライフジャケットは、釣り人みんなの命を守る必須装備です。
「漁港とか防波堤ならライフジャケットなんて大げさなものいらないんじゃないの?」と思われるかもしれません。
確かに海釣り公園のような柵があるようなところであれば不要かもしれませんが、転落防止の柵のないところではライフジャケットは絶対に必要です。
これは危険な目にあった人にしか分からないかもしれませんが、危険な目にあってから気付くのでは遅いんです。
堤防に座っていて、立ち上がる時に立ち眩みが‥‥
目の前にスズメバチが飛んできて、とっさに避けたら…
どちらも私の実体験です。
海に転落こそしませんでしたが、スズメバチの時には堤防の下の段に転落しケガをしました。
「気を付けているから大丈夫」ではなく気を付けていてもどうしようもないことが発生します。
コンパクトなライフジャケットもあって、選ぶのも楽しいですよ(^^♪
万が一海に転落した時、困るのは自分だけでなく周りの人も確実に巻き込んでしまいます。
みんなが楽しく釣りができるように、ぜひともライフジャケットの着用をお願いします。
エギングをする場所によって必要になる服装
上記はエギングする際の基本的な服装でしたが、エギングする場所によっては更に必要となる服装があります。
スパイクフェルトシューズ
スパイクフェルトシューズは、磯での釣行時に必須となります。
スパイクフェルトシューズというのは、靴底がスパイクピンとフェルト仕様になっており、濡れた場所でも滑らないような仕様のシューズです。
磯だけでなく、波をかぶって足元が濡れているような防波堤でも役に立ちます。
フローティングベスト
フローティングベストは、ライフジャケットの一種ですが膨らんで浮力を得るものではなく、ベストの中に浮力材が入っているものです。
膨らむタイプのライフジャケットは、岩や貝殻に当たると破れてしまい役に立ちません。
そのため、磯や足元に牡蠣があるような釣り場ではフローティングベストを身に付けます。
エギングには、ゲームベストと呼ばれるタイプのものがオススメです。ゲームベストはキャスティングの邪魔にならないような設計のフローティングベストです。
フローティングベストには収納ポケットがあり、フィッシングバック代わりにもなりますよ(^^)
フィッシンググローブ
フィッシンググローブは、手をついて移動することが必要になる釣り場で必要です。
〈堤防に登るのに手をつく〉程度でも身に付けるようにしてください。
釣り場には貝殻や誰かが落としていった釣り針、ガラス片など思わぬところに危険があります。
磯では常に必要となりますが、堤防など移動中だけ必要な場合には軍手でも代用できますよ。
レインウェア
レインウェアは雨はもちろんのこと、波しぶきを被るような場所で釣りをする場合に必要となります。
透湿機能があるものがムレにくくオススメです。
まとめ
エギングの基本的な服装、エギングする場所によって必要となる服装をご紹介しました。
この服装をベースに自分に必要なものをカスタマイズして、エギングを楽しみましょう!